『ネナラ』の最近のニュース    [ 2008-01-01 ]

共和国創建60周年にあたる今年を祖国の歴史に記される歴史的転換の年として輝かそう

チュチェ97(2008)年を迎えて、『労働新聞』『朝鮮人民軍』『青年前衛』は、共同社説「共和国創建60周年にあたる今年を祖国の歴史に記される歴史的転換の年として輝かそう」を発表した。

その要旨は次のとおりである。

きょうわれわれは、社会主義朝鮮の希望にみちた未来への大いなる抱負と楽観をもってチュチェ97(2008)年を迎えている。

偉大な朝鮮労働党の指導のもと力強く前進してきたわれわれの強盛大国建設偉業は、新たな歴史的段階に入った。先軍によって尊厳ある祖国の地に隆盛繁栄の輝かしい朝が訪れつつある今、わが軍隊と人民は勝利者の誇りと戦闘的気迫にあふれており、全国にかつてない創造と飛躍の気象が躍動している。

2007年は、わが党の先軍革命路線の偉大な生命力が如実に実証され、富強祖国の建設に大きな前進がもたらされた勝利の年であった。

昨年、われわれの思想と伝統の不動性、先軍朝鮮の政治的・軍事的威力はあまねく誇示された。

われわれは偉大なキムイルソン同志の生誕95周年と朝鮮人民軍創建75周年を盛大に記念して、ペクトゥ山から始まったチュチェの革命偉業をあくまで完成すべくわが党と人民のゆるぎない信念と、無敵必勝の最精鋭強兵に鍛えられた人民軍の威力を遺憾なく示威した。われわれの進む道は金日成同志が開いたチュチェの道、先軍の道であり、われわれの進軍目標は社会主義強盛大国であり、われわれの力は党のまわりに千万軍民が一つにかたく結束した一心団結である。

経済強国の建設で新たな飛躍が起きる展望が開かれた。

採掘工業、金属工業、化学工業、軽工業など人民経済の各部門で技術改造が大いに推進され、大規模水力発電所の建設が強力に進められて、国の原料・動力基地と一般消費財の生産基地が強固に築かれた。われわれの資源と技術に依拠する自立的な生産体系を確立していく過程で工業の主体性はいっそう強化された。社会主義経済建設において巨歩をしるした昨年の成果は、わが国の経済が大きな潜在力をもって力強く興起しているという確信を抱かせてくれる。

昨年、先軍時代の社会主義文化が見事に開花し、全国が戦闘的気迫とロマンに満ちあふれた。

人民軍と労働者のあいだで真の大衆文化芸術のモデルが創造され、朝鮮式の独特な音楽芸術作品が創作されたことは、社会主義文化発展の新たな全盛期を開いた貴重な成果である。全国に革命的な文化・情操生活気風がみなぎり、スポーツ部門では人民を喜ばせるすぐれた競技成果が達成された。

朝鮮半島と東北アジアの平和と安全を守り、自主の道へあくまで進もうとするわが共和国の原則的な立場と意志が力強く誇示された。先軍朝鮮の対外的権威がかつてなく高まり、わが国と善隣関係を結ぶ国が増えている。今日の情勢発展は、われわれが先軍の道を歩んできたことが至極正当であり、正義の偉業は必ず勝利することを示している。

昨年、政治と軍事、経済と文化、外交などの各分野で達成された誇らしい勝利と成果は、偉大なキムジョンイル同志の卓越した戦略戦術と鉄の意志、精力的な指導のりっぱな結果である。

敬愛する金正日同志は、先軍革命の勝利と成果にもとづき社会主義政治・軍事強国の威力を百倍千倍にうちかため、経済建設に新たな飛躍をもたらす革命的な方針を示し、全党、全軍、全人民を奮い立たせた。卓抜な政治実力と気高い祖国愛、民族愛で全同胞を感動させる歴史的出来事をもたらした敬愛する金正日同志の偉人像は世界を驚嘆させた。金正日同志の指導のもとにもたらされた今日の驚くべき現実は、わが軍隊と人民に強盛大国建設の勝利の日が遠くないという強い信念と楽観を与えている。

今年、2008年はわが祖国と革命の歴史に偉大な転換がもたらされる壮大な闘争の年、民族史的な慶賀すべき年である。

偉大な指導者金正日同志はつぎのように述べている。

「われわれは金日成同志の大志と偉業を継承して、わが国、わが祖国をさらに富強にしなければなりません」

今年、われわれは栄えある祖国―朝鮮民主主義人民共和国創建60周年を迎える。

わが共和国はチュチェ思想を具現した偉大な人民の国、尊厳ある不敗の社会主義強国であり、朝鮮人民の永遠の生と幸せのよりどころである。偉大な領袖金日成同志によるわが共和国の創建は、朝鮮人民を自主的で強い革命的な人民にし、人民大衆中心の社会主義国家建設の新しい起源を開いた歴史的な出来事であった。共和国が歩んできた60年の歴史は、党と領袖の指導にしたがい創造と建設の英雄叙事詩をつづり、自主、自立、自衛の強国を築きあげた偉大な変革の年代記であり、反帝闘争の厳しい嵐の中で朝鮮式社会主義の優越性と不敗性を誇示してきた聖なる路程である。

わが共和国の歴史は、社会主義朝鮮の始祖であり建国の父である金日成同志の富強祖国建設偉業をりっぱに実現してきたわが党の不滅の革命実録によってりっぱにつづられている。偉大な金正日同志の先軍政治により、国の尊厳と国力が最高の境地に達し、民族史に未だかつてなかった一大隆盛と繁栄の全盛期が開かれた感動的な時期に共和国創建60周年を記念することになったのは、わが軍隊と人民のこの上ない光栄であり誇りである。

われわれは2012年に金日成同志の生誕100周年を迎えることになる。祖国の地に国力が強く、すべてが栄え、人民が何うらやむことなく裕福に暮らす社会主義強盛大国を建設することは、金日成同志の生涯の大望であり、偉業であった。先軍革命の烈火の中でかためられた強力な政治的・軍事的威力に依拠して経済と人民生活を高い水準に引き上げることによって、2012年には必ず強盛大国の大門を開こうというのが、わが党の決意であり意志である。

いまわれわれの前には、党の呼びかけに応えて戦後のチョンリマ大進軍で疾風の如く走り社会主義強国に飛躍した時期と同じ偉大な転換期が到来した。われわれがここ数年内に党が示した雄大な構想と目標をりっぱに実現するためには、今年度の戦闘から総進撃の陣太鼓を高らかに鳴り響かせ、社会主義建設の各部門で新たな飛躍を遂げなければならない。

「共和国創建60周年にあたる今年を祖国の歴史に記される歴史的転換の年として輝かそう!」―これが、われわれが高くかかげていくべき戦闘的スローガンである。

先軍朝鮮の第一国力である政治的・思想的威力を宣揚すべきである。

今日の総進軍は思想の総進軍であり、強盛大国の建設で基本となるのは軍隊と人民の精神力を奮起させることである。われわれはチュチェの思想論を霊剣とし、核兵器にまさる千万軍民の精神力を最大に発揮させることに第一義的な力を注がなければならない。

わが軍隊と人民の精神力の核心は領袖決死擁護にある。われわれは領袖決死擁護の精神、一心団結の精神が金日成民族の永遠の精神として、生命として連綿と引き継がれるようにすべきである。全党、全軍、全人民が革命の首脳部のまわりに団結し、団結し、また団結し、首脳部の思想と指導に一心同体となってしたがわなければならない。  

わが党のチュチェ思想、先軍思想は祖国繁栄の偉大な旗じるしであり、朝鮮人民の精神力の基底である。われわれはチュチェ思想、先軍思想をいっそう深く体得し、いかなる環境の中でも革命と建設を朝鮮式に、先軍政治方式で進めなければならない。

社会主義は、朝鮮人民の運命であり未来である。誰もが朝鮮人民自らが選択し建設した朝鮮式社会主義がいちばんだという一貫した信念、社会と集団、祖国と人民のために献身することより高貴な生はないという高潔な人生観の所有者になるべきである。社会生活のすべての分野で主体性と民族性を固守し、革命的原則、階級的原則に徹し、社会主義の本態を生かしていくべきである。敵の反動的な思想的・文化的浸透と心理・謀略戦を断固粉砕し、われわれの体制、われわれの社会主義的道徳と文化、われわれの生活様式をむしばむいかなる要素も許容してはならない。

党の先軍革命路線を堅持し、共和国の軍事力をたえまなく強化すべきである。

強力な国防力は、先軍朝鮮の自主的尊厳の象徴であり、富強繁栄の根本的保証である。軍事重視を強盛大国建設の基本戦略とするわが党の革命的立場は確固不動である。

人民軍は自衛的国防力の中枢であり、社会主義軍事強国の威力はすなわち人民軍の威力である。

人民軍は「偉大な金正日同志を首班とする革命の首脳部を死守しよう!」というスローガンを高くかかげてジュンフプ7連隊称号獲得運動をさらに深化させ、領袖決死擁護の銃弾・爆弾隊伍に成長した白頭山革命強兵の威容を誇るべきである。

国防力を強化することは、全国家的、全人民的な事業である。先軍時代の経済建設路線の要求通り、国防工業の発展を優先させ、自衛的軍事力の物質的基礎を打ち固めるべきである。全社会に軍事重視の気風を確立し、労農赤衛隊、赤の青年近衛隊をはじめとする民間武力をさらに強化し、全国を難攻不落の要塞にすべきである。軍隊と人民の思想と闘争気風の一致を確固と実現し、軍隊は人民を、人民は軍隊を援護する気風をたえず強く発揮して、先軍朝鮮の誇りである軍民団結を鉄の如くかためていくべきである。

全党、全国、全人民が奮起し、経済強国建設をめざす総攻撃戦を展開しなければならない。

今日、強盛大国建設の主要攻略目標は経済部門である。現段階における経済強国建設の基本方向は、人民経済の主体性をたえず強めるとともに、最新科学技術にもとづく現代化を実現し、自立的民族経済の優越性と生命力を全面的に強く発揮させることである。わが国の経済構造の特性を生かしながら人民経済を技術的に改造していく原則、最大限の実利をはかりながら人民に実質的な恩恵をほどこす原則、国内の源泉と可能性をことごとく引き出すことを基本としながら対外経済関係を発展させる原則を堅持して経済強国の建設を推進しなければならない。

われわれは今年、社会主義経済建設の生命線である人民経済の先行部門、基礎工業部門をもり立てることに大きな力を注ぐべきである。

電力工業部門では、大規模の水力発電所と中小発電所の建設を強力に推進し、発電設備の現代化水準を高めて電力生産を速やかに増大させるべきである。石炭工業部門への投資を増やし、探査と掘進を先行させて経済発展と人民生活に必要な石炭を円滑に生産、供給すべきである。金属工業部門では、朝鮮式の製鉄方法を完成して大々的に導入し、より多くの鉄鋼材を生産すべきである。鉄道運輸部門では、運輸手段を整備補強し、軍隊のような強い規律を確立し、輸送の手配と指揮を綿密にして増大する輸送需要を満たすべきである。電力・石炭・金属工業と鉄道運輸をもり立てることにすべてを服従させ、先行部門の生産と技術改造を統一的に策定して指揮し、これら部門間の連携を強めるべきである。

探鉱と採掘工業部門に力を注いで国の資源を合理的に開発、利用し、機械・化学・建材工業と林業部門に生産的高揚をもたらすべきである。

人民生活第一主義を高くかかげていくべきである。

人民生活第一主義には、厳しい試練と苦難に耐えてきた朝鮮人民に豊かで文化的な生活を思う存分享受させ、人民大衆中心の朝鮮式社会主義の優越性を全面的に発揮させようとするわが党の確固たる決意と意志がこめられている。われわれは共和国創建60周年にあたる今年を、人民生活の向上に実質的な転換がもたらされる張り合いのある年、喜ばしい年にしなければならない。

現在、人民の食糧問題、食の問題の解決よりさし迫った重要な課題はない。農業部門では、党の農業革命方針の要求どおり多収穫品種を多く栽培し、先進的な営農技術と農法を取り入れて、穀物生産を画期的に増やさなければならない。この10年間、党のジャガイモ農作革命方針の実行において達成された成果を強固にし、人民軍でのように大豆栽培に力を注がなければならない。農村の幹部と農業勤労者は、主人としての立場で、自力で農業を営む運動を力強く展開すべきである。

軽工業部門では、一般消費財の品目をたえず増やし、その品質を高めて人民の需要を円滑に満たすべきである。人民経済の各部門で内部の潜在力を最大限に動員し、生活必需品の生産を増やす運動を繰り広げるべきである。

クァンボク通り、トンイル通りの建設を進めたときのように、革命の首都―ピョンヤン市の建設を大規模におこない、ゴク里の村落のようなりっぱな農村住宅をより多く建設すべきである。建設部門では、インフラ建設を先行させる原則を堅持し、都市経営部門の活動家の責任感と役割を高めなければならない。山林造成をはじめ国土管理と環境保護事業を百年の大計として着実におこなわなければならない。

党と国家の人民的施策をよりりっぱに具現すべきである。保健医療部門の従事者は、チョンリマ時代の医療従事者のように、人民の健康増進のために献身し、わが国の人民的保健医療制度の優越性を強く発揮しなければならない。休養所、療養所、静養所をりっぱに整備してその運営を正常化し、名勝を人民に親しまれる文化休息の場にしなければならない。

経済強国の建設において科学技術の役割を決定的に高めるべきである。

科学技術はすなわち経済強国である。全国に科学技術を重視する気風をうち立て、工場、企業では高い科学技術にもとづく生産システムを確立しなければならない。科学者、技術者は、経済強国の建設において提起される緊切な科学・技術上の問題を積極的に解決し、すべての部門、すべての職場で大衆的技術革新運動を力強く繰り広げるべきである。人材がすべてを決定する。先軍時代、情報産業時代の要請に即して教育事業で革命を起こし、強盛大国の建設において一翼を担う有能な人材を数多く養成しなければならない。

経済活動に対する指導と管理を責任をもっておこなうべきである。すべての経済活動を内閣に集中させ、その統一的な指揮のもとに手配しおし進める強い規律と秩序を確立しなければならない。

強盛大国の建設をめざす総攻撃戦において勝利をおさめる基本的方途は、わが党の先軍指導業績を指針とし、すべての活動を金正日同志の活動方式で進めることである。

金正日同志の先軍指導業績には、わが軍隊と人民が座右の銘とすべき百勝の革命哲学がこもっており、強盛大国の建設のための戦略と闘争方途が全面的に集大成されている。

今年、社会主義建設に一大転換をもたらすためには、全人民が高度の愛国的熱意と創造精神をもって奮起しなければならない。

朝鮮人民はゼロの状態から社会主義を建設した英雄的な人民であり、厳しい試練に耐えて「苦難の行軍」を楽園への行軍に変えた強靭な人民である。すべての人が祖国繁栄のための道に生の足跡をはっきりと残すたたかいの旗手、創造の英雄となり、母なる祖国にささげる誇らしい勤労の成果をもって9月の大祝典に臨むべきである。

今日の総攻撃戦で旗手となるべき先駆者は幹部である。幹部は、1970年代のチュチェ偉業継承のための党の基礎構築当時の幹部のように、各自の持ち場で最大の馬力を出して働き、人民が知り、指導者の記憶に残る真の革命の指揮メンバーになるべきである。

党組織の戦闘的機能と役割を高めるべきである。

すべての党組織は対人活動を基本として党活動を深化させ、全人民を党のまわりによりかたく団結させて、全社会が高揚した政治的雰囲気でわき立つようにすべきである。経済建設と人民生活の向上に党活動の主眼を置き、発展する現実の要請に即して行政・経済活動にたいする舵取りの役割をりっぱに果たすべきである。

青年はわが党の先軍革命偉業の信頼すべき継承者であり、社会主義建設のもっとも活力のある戦闘部隊である。青年同盟組織は、思想教育活動に第一義的な力を入れ、すべての青年を革命の首脳部を決死擁護する先軍時代の青年英雄、銃弾・爆弾英雄にしっかり準備させるべきである。青年のあいだで前世代の革命精神と闘争気風を見習う運動を活発に繰り広げるべきである。青年は党の先軍青年前衛らしく、社会主義建設の困難な分野で青春の英知と勇気を発揮すべきである。

職業同盟、農業勤労者同盟、女性同盟の各組織は思想教育者としての役割をいっそう高め、すべての同盟員と勤労者が強盛大国建設のための総攻撃戦で輝かしい偉勲を立てるようにすべきである。

昨年は、祖国統一への道で画期的な局面が開かれた年であった。

全民族の大きな関心と期待のなかで歴史的な10月北南首脳対面が実現し、「北南関係の発展と平和・繁栄のための宣言」が採択されたことは、6・15共同宣言の旗のもとに祖国統一偉業を新たな段階へと前進させるうえで重大な出来事であった。民族の統一熱望のかつてない高まりのなかで北南高位級協商がおこなわれ、多方面にわたる協力の道が開かれることになった。現実は、なにをもってしても6・15統一時代の流れを食い止めることはできず、全民族が一つになって力強くたたかうならば、祖国統一の偉業は必ず実現するという確信をいだかせている。

北と南、海外の全同胞は、「わが民族同士で力を合わせ、自主統一、平和・繁栄の新時代を開いていこう!」というスローガンを高くかかげ、祖国統一運動をいっそう力強く展開すべきである。

北南関係の発展と平和・繁栄のための10・4宣言は、民族の自主的発展と統一を促す鼓舞的な旗じるしであり、6・15共同宣言を全面的に具現するための実践的綱領である。われわれは10・4宣言を確実に履行することにより、対決時代の残滓をぬぐい去り、北南関係を名実ともにわが民族同士の関係に確固と切り換え、平和・繁栄の新しい歴史を創造していかなければならない。

祖国統一運動の主体は朝鮮民族であり、外部勢力に依存してはいつになっても国の統一問題を解決することができない。いかなる場合にも民族の尊厳と利益を第一義とし、国の統一にかかわる問題は民族自主の立場に立ってわが民族同士で解決していかなければならない。統一へ向かう時代の流れに背を向け、民族の和解と団結を妨げる親米・事大と反民族的売国行為を容認してはならない。北南関係の発展と統一に利するように法律的・制度的装置を整備すべきである。

戦争の根源をなくし、強固な平和を築いていくべきである。半世紀を越える長い歳月、恒常的な戦争の危険のなかで生きてきたわが民族にとって、平和より大切なものはない。全民族は内外の好戦分子の侵略戦争策動を粉砕する反戦平和闘争の火の手を燃え上がらせなければならない。アメリカの対朝鮮敵視政策に終止符を打ち、停戦協定を平和協定に切り替え、南朝鮮での侵略的な合同軍事演習と兵力増強策動を阻止し、米軍基地を撤廃すべきである。同族を「主敵」とする対決観念を捨て、軍事的緊張を緩和し、紛争の要素を取り除かなければならない。

北南間の協力事業は民族の和解と団結をはかり、平和と繁栄、統一を実現するための崇高な愛国事業である。北南経済協力を共利・共栄、有無相通ずる原則で多方面にわたって推進していくことを奨励すべきである。北南間の協力と交流を、祖国の統一に実質的に寄与するように拡大し、発展させるべきである。国と民族を愛し、統一を願う人であれば、誰であれ民族共同の繁栄のために特色ある寄与をしなければならない。

北と南の政党、団体と各階層は、主義主張と党利党略にこだわらず、民族の大義を重んじて固く団結し、民族の統一念願を実現することにすべてを服従させるべきである。

北と南、海外の全同胞は「わが民族同士」の旗を高くかかげ、自主統一、平和・繁栄をめざす民族あげてのたたかいを力強く展開し、祖国統一の日を一日も早く早めるべきである。

今日、世界の平和と安全を守り、自主の道へ進むのは、押し止めることのできないわれわれの時代の流れとなっている。現実は、帝国主義の強権と専横はどこにも通じないということを示している。わが共和国は今後とも、自主、平和、親善の旗を高くかかげて朝鮮半島の安定と世界の平和のために積極的にたたかい、わが国に友好的に接するすべての国との友好・協力関係をさらに強化、発展させていくであろう。

党の先軍指導のもとに歴史の厳しい嵐と試練に耐えてきた朝鮮式社会主義は尽きることなき生気と活力にみちて勝利に勝利を重ねており、われわれの前には強盛大国建設の勝利の日が待ち受けている。60年を経たわが共和国の歴史において、今日のように国の尊厳と国力が最高の境地に達し、わが軍隊と人民の胸に未来への信念と飛躍の熱情が熱く燃えさかったときはなかった。

朝鮮労働党の老練かつ洗練された指導があり、強力な政治・軍事力と千万軍民のあつい愛国的熱意があるがゆえに、わが祖国の地には必ずチュチェの社会主義強盛大国が建設され、全世界に光りを放つであろう。

ともに、偉大な金正日同志を首班とする革命の首脳部のまわりにかたく団結し、共和国の隆盛繁栄とチュチェ革命偉業の完成のためにいっそう力強くたたかっていこう。