チュチェ112(2023)年 3月 19日 朝鮮中央通信
金先敬外務次官が談話発表
【平壌3月19日発朝鮮中央通信】金先敬外務次官(国際機構担当)は19日、次のような談話を発表した。 17日、国連事務総長はスポークスマンを押し立ててわが国家の正当な自衛権行使にまたもや不当に言い掛かりをつける無責任な言行をした。 私は、朝鮮半島と地域の緊張緩和に役立つどころか、むしろ火に油を注ぐようなグテレス事務総長の行為を強く糾弾し、全面排撃する。 今回、私は、朝鮮半島問題に対する国連事務総長の執拗(しつよう)な偏見的行為が単に理解不足、認識不足に起因せず、米国に無鉄砲に追従する生まれつきの屈従心理の発現であるかも知れないという確信を再度持つようになった。 グテレス事務総長は、国連の首長らしく行動することはできなくても、米国務省の単なる端くれのように振る舞ってはならないであろう。 私は、国連事務総長が朝鮮半島問題に今のようにやぼにでしゃばることよりは、むしろ何も言わずに黙っている方が緊張緩和のためにも、自分自身のためにもよいのではないかと思う。 もし、われわれの重なる勧告にもかかわらず、国連事務総長が引き続き米国の対朝鮮敵視行為に便乗する場合、自分の政治的名声に取り返しのつかない致命的な汚点を残すようになるであろう。 この機会に、私は、朝鮮民主主義人民共和国の合法的な自衛的対応措置を国連安保理の論議のテーブルに上げようとする米国とその追随勢力の不純な試みが感知されていることに対して強い警鐘を打ち鳴らす。--- |