チュチェ112(2023)年 3月 7日 朝鮮中央通信

 

外務省報道局対外報道室長の談話

 

【平壌3月7日発朝鮮中央通信】外務省報道局対外報道室長は6日、次のような談話を発表した。

われわれの重なる警告にもかかわらず、米国が朝鮮半島と地域の情勢を引き続き意図的に激化させている。

今日、米核戦略爆撃機B52が3カ月ぶりに朝鮮半島にまたもや飛来して南朝鮮と今年5回目となる連合空中訓練を繰り広げたのは、朝鮮半島地域情勢を抜け出せないどん底により深く陥れる無謀な軍事的挑発である。

去る2月に行われた「拡張抑止手段運用演習」に続けて強行された今回の連合空中訓練は、わが国家を相手とする米国の核使用企図が実戦の水準で推進されていることを明白に示している。

緊張緩和と情勢安定を願う国際社会の志向に背馳して火薬のにおいの濃い好戦的武力示威にのみ没頭している米国と南朝鮮の無責任な行為によって、朝鮮半島での核戦争勃発(ぼっぱつ)の危険は仮想的な段階から現実的な段階へ移行している。

朝鮮民主主義人民共和国に反対して後を絶たずに繰り広げられている米国の挑発的軍事行動は、数日後に開始される大規模な米国・南朝鮮合同軍事演習の侵略的性格とそれから招かれる破局的な情勢激化の重大さを予告している。

われわれは、朝鮮半島地域情勢を予測不可能な状況へ引き続き追い込んでいる米国と南朝鮮の無責任で懸念すべき武力示威策動に強い遺憾を示すとともに、朝鮮半島の平和と安定を害する軍事的敵対行為を遅滞なく中止することを強く求める。

もし、米国と南朝鮮の危険極まりない軍事的挑発の動きが現在のように引き続き傍観視されるなら、双方の膨大な武力が先鋭に密集対峙している朝鮮半島地域で激烈な物理的衝突が発生しないという保証はどこにもない。

国際社会は、朝鮮半島と地域の緊張緩和を図るための朝鮮民主主義人民共和国の平和愛好的な努力に合流して、米国と南朝鮮に戦争演習を直ちに中断するよう明白なシグナルを送るべきであろう。---