チュチェ112(2023)年 7月 20日 朝鮮中央通信
強純男国防相が談話発表
【平壌7月20日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国の強純男国防相は20日、次のような談話を発表した。 われわれの重なる警告と国際社会の深刻な懸念にもかかわらず18日、米国と「大韓民国」の逆徒の群れはわが国家に対する核兵器の使用計画を謀議する「核協議グループ」会議を行った。 特に、敵は「オハイオ」級戦略原子力潜水艦を釜山港作戦基地に寄港させることで、40余年ぶりに初めて朝鮮半島地域に戦略核兵器を展開する最も露骨で直接的な核威嚇を加えた。 これは、米国の対朝鮮核攻撃企図と実行が可視化、体系化される最も重大な段階に入り、朝鮮半島における軍事的激突の局面はあらゆる仮想と推測の限界線を越えて危険な現実に台頭したことを示している。 世界の核保有国の中で、特定の国に対する核兵器の使用を公開的に政策化した国がもっぱら米国しかないという一つの事実だけでも、朝鮮民主主義人民共和国が直面した安保環境の重大性と危険性について誰も否定できないであろう。 米国と「大韓民国」の逆徒らは、巨大な米国の戦略核兵器が入ってきたことについて騒々しく宣伝している。 われわれは、それらがなぜ朝鮮半島に潜り込み、またどこから来たのかを正確に知っている。 米国と「大韓民国」のごろつきの軍事的狂態が「危険水位」を越えた以上、われわれもそれ相応の行動の選択と対応方向をもう一度明白にしておく時になった。 米国とその追随勢力の軍事的妄動によって根本的に変わった朝鮮半島地域の軍事安保形勢は、われわれの核がいかなる使命を果たすべきかを一層鮮明にしている。 私はこの談話を通じて、米軍部側に戦略原子力潜水艦を含む戦略資産展開の可視性増大がわが国家核戦力政策法令に明らかにされている核兵器の使用条件に該当しうるということについて想起させる。 朝鮮民主主義人民共和国の核使用教理は、国家に対する核兵器攻撃が強行されたり、使用が差し迫ったと判断される場合、必要な行動手順の進行を許している。 米軍側は、自分らの戦略資産があまりにも危険な水域に入ったことを悟らなければならない。 あえて、わが国家の「政権終焉(しゅうえん)」を口に乗せる米国と「大韓民国」の軍部ごろつき集団に今一度厳重に警告する。 朝鮮民主主義人民共和国に対する軍事力使用は、米国と「大韓民国」にとって自分の存在いかんについて二度と考える余地さえない最も悲惨な選択になるであろう。 朝鮮民主主義人民共和国武力は、朝鮮半島で核を使用しようとする米国とその手先らの狂った行為を徹底的に抑止、撃退することで、国家の主権と領土保全、根本利益を守り、朝鮮半島と北東アジア地域での核戦争を防止するための自分の重大な使命を責任を持って果たすであろう。--- |