チュチェ113(2024)年 4月 24日 朝鮮中央通信

 

朝鮮外務省報道局対外報道室長が談話発表

 

【平壌4月24日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国外務省報道局の対外報道室長は24日、次のような談話を発表した。

22日、米国務省のスポークスマンは朝鮮民主主義人民共和国の自衛的軍事訓練について国連安保理の「決議違反」「威嚇」と言い掛かりをつけて国際的対応を云々した。

われわれは、米国務省スポークスマンの発言に強い不満を表すとともに、米国が言行を慎重にし、誤って危険な道により遠く進まないことを強く求める。

朝鮮民主主義人民共和国の安保環境と周辺地域の情勢を引き続き悪化させている米国と大韓民国が非理性的で図々しい口実の下でこととしている戦争演習騒動は、絶対に看過できず、強力に抑止されるべき重大脅威である。

朝鮮民主主義人民共和国武力が行った核反撃想定総合戦術訓練は、朝鮮半島地域の軍事的緊張を一方的に高調させる米国と大韓民国に明確な警告信号を送るもので、戦争の勃発(ぼっぱつ)を抑止するための正当な自衛権行使となる。

現在行われている米・韓連合軍事演習が地域情勢に及ぼす否定的影響は当然、重大視されなければならず、誰が対決を追求して情勢を悪化させるかについても明白に判別されなければならない。

朝鮮半島の情勢が現在の域に至るようになったのは、原因がある。

われわれは、米国が冷戦式の考え方にとらわれて排他的な軍事ブロックを形成し、陣営対決を追求して他国の戦略的安全を害することに断固反対する。

朝鮮半島地域の情勢を予測不可能な状況に引き続き追い込んでいる米国と大韓民国の無責任で懸念すべき武力示威行為は、直ちに中止されなければならない。

朝鮮民主主義人民共和国は、自分自身を守るために必ず育むべき正当防衛力の強化が不法に罵倒される不正常な行為が慣習化されていることについて絶対に黙過しないであろうし、より強力で明白な行動で自己の主権的権利と合法的利益をしっかり守っていくであろう。

朝鮮民主主義人民共和国は、米国の威嚇と圧迫に立ち向かってたった一歩も退かないであろう。

国際社会は、朝鮮半島問題の難問を直視して地域の対立と矛盾を激化させる根源である米国と大韓民国に挑発的な対決行為を直ちに中断することに関する明白な信号を発信すべきであろう。---