2025年 3月 21日 朝鮮中央通信
国防省代弁人が談話発表
【平壌3月21日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国国防省のスポークスマンが20日に発表した談話「国家の主権と安全を甚だしく脅かしている敵対勢力に最も致命的な軍事的手段を使用するのはわが武力の選択権の範囲内にある」の全文は、次の通り。 最近、米国と韓国の軍事ごろは大規模の戦争演習である「フリーダム・シールド」の一環として、誰それの「秘密地下坑道網の破壊」と「核兵器の除去」を狙った挑発的性格の特殊戦訓練を強行した。 これは、米・韓が口癖のように唱える「防御的性格」の合同軍事演習が徹頭徹尾、わが国家を攻略するところに目的を置いた侵略戦争の試演にすぎないことを立証している。 米国と韓国は、2016年3月の「キー・リゾルブ」「フォールイーグル」合同軍事演習の期間にも「作戦計画5015」に従って「斬首作戦」と戦略的対象に対する「ピンポイント攻撃」訓練を行い、2017年にも3000余人の特殊部隊を動員して「斬首作戦」と主要軍事対象物を狙った「先制攻撃作戦」訓練を強行した。 敵国の軍事的挑発が絶対に看過することも、黙過することもできない重大な水準で強行されている以上、これに対するわが武力の対応の立場は明白である。 わが国家の存立そのものを脅かす敵対勢力を有事の際、どんな手段と方式で除去すべきかは朝鮮民主主義人民共和国の当該法に明白に規制されており、これを正確に順守し、実行するのはわが武装力の使命である。 最も破壊的かつ致命的な軍事的手段の使用を含め、米・韓を抑止し、必要な場合は挑発原点を除去するための全ての選択項目は、わが武力の考慮の範囲内にある。 核保有国の主権と安全を危険にさらすことができるという妄想にとらわれた米国と韓国の無分別な軍事的妄動の蓄積は必ず、彼らが望まない最も重大な結果を招きうる。 朝鮮民主主義人民共和国国防省は、敵対勢力の冒険主義的な戦争演習騒動が招く破局的結果に改めて警鐘を鳴らし、米国と韓国軍部にこれ以上の無責任で危険極まりない軍事的妄動を直ちに中止するよう強く警告する。--- |