金與正党副部長が談話発表

チュチェ113(2024)年 7月 8日 朝鮮中央通信

 

【平壌7月8日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長は7日、次のような談話を発表した。

最近、韓国の軍事ごろつきが朝鮮南方の国境一帯の地上と海上で一斉に実弾射撃訓練を行った。

6月26日、朝鮮西海の最大ホットスポット水域で一時中断されていた海上射撃訓練を再開したのに続いて、去る2日からは南方の国境沿線の東部と西部の全前線にわたって砲撃訓練を同時多発的に開始した。

破廉恥な敵はこれにとどまらず、今後われわれの国境地域で砲撃と機動部隊訓練を定例的に実施し、特に大規模合同野外機動訓練と陸・海軍合同射撃訓練など各種の軍事演習を大々的に行うと公表した。

断言するが、わが国家の門前で露骨に繰り広げる敵の戦争演習は何によっても弁解できない明白な情勢激化の挑発的行動である。

すでに、朝鮮半島とその周辺には米国と敵対勢力のさまざまな戦争演習騒動と各種の先端武装装備の相次ぐ投入によって「戦争エネルギー」が過剰蓄積されて爆発直前に至っている。

この前、わが国家の周辺水域で強行された米・日・韓の初の多領域合同軍事演習「フリーダムエッジ」は反朝鮮対決狂乱の極みとして、地域に対する軍事的支配を狙った米国と敵対勢力の蠢動(しゅんどう)が危険ラインを超えていることを如実に示した。

このように一触即発の危機が徘徊する状況で、朝鮮の国境近くにより一層近寄って強行される韓国軍の無分別な実弾射撃訓練がどんな危険性を内包しているかは誰にも明白である。

それなら、途方もない災難を甘受しながらも、国境一帯での戦争演習騒動をあくまでも強行する自殺的な空威張りをどう見るべきなのか。

世界は、現在、尹錫悦に対する弾劾訴追案発議を求める国民請願者数が100万人を突破した事実に注目すべきである。

最悪の執権危機に追い込まれた尹錫悦とその一味は、情勢激化の空間で「非常脱出」を試みている。

戦争狂に対する内外の糾弾、排撃にもかかわらず、地域で絶えず安保不安をつくり、戦争の雰囲気を鼓吹し、しまいには危険極まりない国境一帯での実弾射撃訓練もためらっていないのはまさに、このためである。

以前の北と南の関係時期も、こんにちのような安保環境を探し見ることは難しいであろう。

国民が選出した大統領なる者が大韓民国の運命を俎上の魚にしたという事実を今や、誰もが認めざるを得ないであろう。

ヒステリックな戦争演習の空威張りの終末が何になるかという判断は、自らすべきであろう。

戦争狂が朝鮮民主主義人民共和国の主権を侵害したり宣戦布告となる行動を強行したとわれわれの基準に従って判断される場合、朝鮮憲法がわが武装力に付与した使命と任務は直ちに遂行されるであろう。(記事全文)

 

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