朝鮮外務省代弁人が談話発表

チュチェ113(2024)年 7月 13日 朝鮮中央通信

 

【平壌7月13日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国外務省のスポークスマンが12日に発表した談話「われわれは近づく重大脅威をより強力な戦略的対応で抑止していくであろう」の全文は、次の通り。

米国がワシントンNATO(北大西洋条約機構)首脳会議で朝鮮民主主義人民共和国をはじめとする自主的な国家の正当で合法的な主権行使を「脅威」と言い掛かりをつけて、NATOとアジア太平洋地域内の同盟諸国間の共謀・結託を一層深化させようとする腹黒い下心をさらけ出した。

10日につくり上げ、発表された「ワシントン首脳会議宣言」は、米国とその対決手段に転落したNATOこそ世界の平和と安全に対する最も重大な脅威となっていることを反証している。

朝鮮民主主義人民共和国外務省は、自主的な主権国家の合法的権利を毀損(きそん)する不法文書であり、全地球的範囲での新冷戦と軍事的対立を鼓吹する対決綱領である「ワシントン首脳会議宣言」を最も強く糾弾、排撃する。

こんにち、米国の軍事ブロック拡大策動は地域の平和を甚だしく脅かし、国際安全環境を極度に悪化させ、世界的な軍備競争を誘発させる悪性根源の中の根源である。

米国は、欧州大西洋安保悪化の責任を他国に転嫁する前に当然、数十年の歳月、NATOの無分別な東進と膨張政策で欧州地域の安保環境を絶えず破壊してきた張本人が誰なのかから明らかにしなければならない。

また、北大西洋地域とアジア太平洋地域間の安保が互いにつながっていると主張する前に誰がこれまでの10余年間、アジア地域の親米追随国をNATOに引き入れようと執拗(しつよう)に試みてきたのかから説明しなければならない。

われわれは、米国が追求するNATOの「グローバル化」戦略が必ずや全世界的な戦争の危険を招きかねないということについて厳重に警告する。

米国は当然、主権尊重と内政不干渉、平等と互恵をはじめとする公認された国際法的原則に乱暴に違反しながら他国の自主権と安全利益を甚だしく侵害し、世界の戦略的安定を絶えず破壊していることに対する全責任を負わなければならない。

現情勢は、国際平和と安定に対する焦眉の挑戦である米国の軍事ブロック拡張企図を粉砕するための新しい力量と対応方式を求めている。

朝鮮民主主義人民共和国は、近づく重大脅威を絶対に黙過したり、回避しないであろうし、より強力な水準の戦略的対応で侵略と戦争の脅威を徹底的に抑止し、地域と世界の平和と安全を守っていくであろう。(記事全文)

 

[Korea Info]

 

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