キム・ガンイル国防省副相が談話発表

チュチェ113(2024)年 10月 1日 朝鮮中央通信

 

【平壌10月1日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国国防省のキム・ガンイル副相が1日に発表した談話「米国の無分別な軍事的虚勢と情勢激化策動は必ず自国本土の安保不安だけを増大させるであろう」の全文は、次の通り。

「力の優位」を意図的に示威し、地域の主権国家を軍事的に圧迫するために朝鮮半島とその周辺地域に核戦略資産を恒常的に送り込もうとするペンタゴンの対決的企図が多様に表出されている。

先日、米海軍の最新原子力潜水艦が韓国の釜山港に公開的に自己の醜い実体を現したのに続けて今回は米空軍の3大空中戦略資産の一つであるB1B爆撃機が韓国のいわゆる「国軍の日」閲兵式なるものに合わせて朝鮮半島地域の上空に飛来して示威飛行を行うようになるという。

米国の虚勢性武力示威劇は、朝鮮半島地域で戦略的劣勢に陥った自分らの軍事的体面を少しでも維持し、慢性的な核恐怖症にさいなまれながら戦々恐々としている手先の虚脱感を慰撫するための「覚醒剤」にすぎない。

去る6月、米国のB1Bが朝鮮半島地域の上空に飛来して韓国の軍事ごろとの連合空中訓練と数年ぶりに初めてとなる精密誘導爆弾投下訓練を行ったのに続けて原子力空母セオドア・ルーズベルトが釜山作戦基地に寄港して「連合防衛態勢」と「拡張抑止力誇示」をうんぬんしたのは、大韓民国のヒステリックな対決騒動が度を超している根源がどこにあるのかを明白に指し示している。

わが軍隊は、朝鮮半島地域に対する米戦略資産の頻繁な出没状況と軌跡を注視しており、いかなる威嚇からも国家の安全環境を徹底的に守る万般の準備を整えている。

暴力と強権に対する盲信で浮ついている米国に対しては徹底的に力の立場に立って治めなければならないというのがわが軍隊の不変の立場である。

米国の予告のない戦略資産展開が治癒不能の悪習と固着した以上、それ相応の予測できない戦略的性格の行動措置を講じることも必須不可欠の主権国家の合法的権利になるべきであろうし、米本土の安全に重大な憂慮感を増す新たな方式が当然、出現すべきであろう。

われわれは、そのような新しい行動計画をいつでも検討してみることができ、実施することができる。

朝鮮民主主義人民共和国武力は、朝鮮半島と周辺地域で立体的に、エスカレートに拡大されている敵対勢力の軍事的挑発行為を絶対に座視せず、徹底的に相応の行動を取るであろうし、米国の無責任な行為によって招かれる任意の安保不安定形勢にも主動的に対処することのできる強力な戦争抑止力を絶え間なく向上させていくであろう。(記事全文)

 

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