「超大国」の図々しくて笑止千万の浮説  朝鮮中央通信社論評

チュチェ113(2024)年 7月 13日 朝鮮中央通信

 

【平壌7月13日発朝鮮中央通信】先日、米議会下院代表団が中東地域を訪問した。

国内問題も処理できない分際で、税金のみ蕩尽して自国民から排斥されている米政客のみすぼらしい外国訪問を論じる必要は感じないが、わが国家に対する根拠のない浮説をつくり上げ、流布させながら奔走したことに対しては一言触れざるを得ない。

この連中は、新たな危険性を抱えている中東事態について奇想天外にもわれわれの何らかの「脅威」をうんぬんし、地域での流血の惨劇が誰それの「介入」や「支援」によって拡大しているかのように言い立てた。

これは、尊厳あるわが共和国のイメージに泥を塗り、なんとしても「悪魔化」しようとする米国の謀略・中傷策動がどの域に至ったのかをありのまま立証している。

中東事態が勃発(ぼっぱつ)し、国際社会の非難をかき立てるイスラエルの人間大虐殺が絶えず拡大している原因が何であるかと聞けば、三歳の童もシオニストの戦争熱をあおり立てる米国の庇護にあると言うであろう。

先日、西側のある主要メディアもイスラエルがガザ地区に対する無差別な軍事攻撃を広範に強行することができたのは、高性能爆弾と各種のミサイルをはじめ多量の軍需品を各方面から惜しみなく提供する米国の支援に起因するということを数字と事実資料を挙げて暴いた。

真実が明々白々であるにもかかわらず、米国の政客が中東とはあまりにも程遠いわが国家を陥れて強弁を張るのはなぜなのか。

米国が国際舞台で時を構わずわが共和国を誹謗、中傷し、自分らの覇権的策動を合理化するために誰それの「脅威」だの、「挑発」だのという詭弁を絶え間なく並べ立てているのは周知の事実である。

しかし、現在、わが共和国の国力と地位は弱まったのではなく、むしろ倍に強化されて米国の首を一層締め付ける結果だけが招かれており、これについて世界は「米国の対朝鮮孤立・圧殺政策の大惨敗」と一様に認めている。

結局、見いだした活路なるものは、自分らが繰り広げる世界各地の代理戦争ごとで「朝鮮の介入、支援」という荒唐無稽な広告板を掲げて全地球的に拡大する危険が共和国によるものであるかのように世論を捏造(ねつぞう)して国際的な非難と圧力の矛先をわが国家に向けることである。

日増しに窮地に陥っている最悪の危機を免れようと、今や中東にまで飛んで行って情勢激化の原因をわれわれと無理に結び付けるのを見れば、米政客の神経衰弱症が精神異常へ移っていることが難なく分かる。

しかし、真実は変わらない。

いかなる連中が出てありとあらゆるほらを吹いても世界の平和と安定を破壊する「悪の枢軸」である米国の希代の罪悪と犯罪行跡は絶対に覆い隠すことはできず、他国に責任を転嫁することはなおさらできない。

地域と世界の平和と安定を守るためのわが共和国の責任ある使命は、誰かが汚名を被せるからといって否定されるものではなく、「血の聖餐(せいさん)」を正当化するために考案する米国の浮説は最後の息をついている「唯一超大国」の哀れなざまを見せるだけである。(記事全文)

 

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