金與正党副部長が談話発表

2024年 11月 2日 朝鮮中央通信

 

【平壌11月2日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長は1日、次のような談話を発表した。

10月31日、国連事務総長はスポークスマンを押し立てて朝鮮民主主義人民共和国の戦略兵器実験を不当に問題視する立場を発表した。

私は、国連事務総長がまたもや朝鮮民主主義人民共和国の正当な自衛権行使を問題視する不公正で偏見的な態度を取ったことに強い不満を示すとともに、全面排撃する。

朝鮮民主主義人民共和国が実施した当該の活動は、最近、朝鮮民主主義人民共和国の安全環境に加えられている否定的な影響とそれを計画的に増大させている外部勢力のさまざまな行動と構想に明白な警告信号を送り、増大する展望的な脅威から主権の安全を守るためのわれわれの義務的で正当な自衛権行使の一環であるという点をもう一度強調しようとする。

軍事情勢激化の基本原因となっている米国とその同盟国の反共和国修辞や侵略的色彩の濃い行動に対しては終始一貫沈黙している国連事務総長が、朝鮮民主主義人民共和国の自衛権だけにはことごとに言い掛かりをつけて放棄させようとする偏見的で愚かな努力に執着するのを見ながら、遺憾を示さざるを得ない。

国連事務総長は、われわれを敵視する国々が「核に基づく軍事ブロック」を形成し、前例のない政治的・軍事的挑発行為でわが国家の安全に重大な危害を加えている環境の下、われわれが一方的に「自制」するとして、果たして朝鮮半島に平和が訪れると思うのか。

「力の優勢」を狙う覇権勢力の軍事力増強策動が無制限に許容され、朝鮮半島で戦略的力のバランスが破壊される場合、国連事務総長がそれから招かれる破局的結果に果たして対処できるのか。

国連事務総長は、歴代最高の記録を絶えず更新している米国とその同盟国の反共和国武力増強企図をこれ以上、傍観視してはならない。

国連事務総長は、朝鮮半島問題に対する偏見的立場が地域の情勢を一層悪化させ、朝鮮民主主義人民共和国に反対する米国とその追随勢力の敵対行為をあおり立てる要因に作用していることをはっきり認識すべきである。

国連事務総長は、自分の重要な責務の遂行で公正さを失ってはならず、これ以上米国務省の一介のスポークスマンなどの役を進んで演じる恥ずべきことをやめるべきである。

われわれの国家元首は、昨日も明白に共和国政府の立場を再宣明した。

路線の変更などあり得ない。

制裁や圧迫、威嚇などがわれわれを止めたことがあるのか?

われわれをより強くしただけである。

馬鹿でなければ、われわれの変化を期待する愚かな真似をしてはならない。

朝鮮民主主義人民共和国は、国家の安全環境を脅かすいかなる企図も絶対に許さないであろう。(記事全文)

 

[Korea Info]

 

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