高校無償化:고교무상화 / 民族教育への差別政策に反対/文科省前「金曜行動」200回目迎え大規模抗議デモ 約1100人が集まる

チュチェ109(2020)年 2月 25日 朝鮮新報

 

200回目となる「金曜行動」には、朝大生、朝高生、朝鮮学校の保護者、関東地域の
活動家をはじめとする同胞、日本市民ら約1100人が集まり、差別反対の声を上げた。

 

この日の「金曜行動」は文科省周辺の3カ所で同時に行われた。

 

朝鮮学校への高校無償化適用を求める「金曜行動」が2月21日に200回目を迎えた。これと関連し同日、文 科省前での大規模抗議デモが行われ、朝大生、朝高生、朝鮮学校の保護者、関東地域の活動家をはじめとする同胞、日本市民ら約1100人が集まり、差別反対の声を上げた。

この日の「金曜行動」は文科省周辺の3カ所で同時に行われた。

この日集まった大勢の参加者たちは、日本政府が高校無償化からの朝鮮学校除外措置を是正するどころか、昨年10月から実施された幼保無償化制度からも朝鮮幼稚園を除外したことに憤りを示し、朝鮮学校に通うすべての子どもたちに学ぶ権利を保障することを強く求めた。

はじめに、激励のあいさつに立った総聯中央の南昇祐副議長(写真右)は、「裁判所でどんな不当判決が出ようとも、日本政府の大罪は合理化・正当化することはできない。高校無償化のみならず幼保無償化の対象からも、朝鮮幼稚園の幼い子どもたちを除外したが、日本政府の政策は、世界中から非難の声があがっている」と強調。

日本政府が、昨今、幼保無償化制度の対象外となった幼稚園類似施設に対し、国と地方による追加的な支援策を検討していることに言及しながら、「この対象からも朝鮮幼稚園を排除し孤立させようとする動きがあるが絶対許してはならない。闘争の灯を消すことなく、民族教育の正当な権利を守るために声を上げていきましょう」と参加者たちに呼びかけた。

「200回目となる『金曜行動』、私は朝鮮学校の保護者として今日に至るまで解決できなかったことを、いち大人として、保護者として悲しく思っている。」

冒頭、声を詰まらせながらそう発言した「幼保無償化を求める朝鮮幼稚園保護者連絡会」の宋恵淑代表(写真左)は「後輩たちに、理不尽に屈せず闘う姿を見せてくれたあなたたちが本当に誇らしい。私たちにとって朝大生、朝高生たちは、宝であり誇りであり明るい未来だ」と学生たちに語った。

宋代表は「あなたたちが金曜行動を続けて、裁判闘争を続けて、理不尽 に立ち向かってきたからこそ、日本政府は怖じ気づき、幼保無償化制度においては外国人学校の幼児教育施設すべてを除外するという方法をとった」と指摘。そのうえで「マイノリティの教育を受ける権利を闘い によって守ろうとするあなたたちの闘いはいま世界が注目している。これから卒業する皆さんは、堂々と日本社会に出てほしい。誤ったメッ セージを放ちつづけている日本政府に対し、朝高生、朝大生が見せてくれた闘志を受け継いで闘っていきましょう」と訴えた。

また、この日の金曜行動には、立憲民主党の水岡俊一衆議院議員、阿部知子衆議院議員が来賓あいさつを、平和フォーラムの竹内広人副事務局長、「高校無償化からの朝鮮学校排除に反対する連絡会」の長谷川和男共同代表がそれぞれ連帯のあいさつを行った。

 

「金曜行動」で見えた光

 

文科省前は約1,100人の「金曜行動」参加者でいっぱいとなった。「日本政府は朝鮮高校に通う学生たちに無償化を適用せよ」 「日本政府は幼保無償化から朝鮮幼稚園を排除するな」 「外国人学校を仲間外れにするな」参加者たちは、プラカードや横断幕を掲げ、約1時間、繰り返しシュプレヒコールを叫んだ。200回目となる「金曜行動」は、最後に、参加者一同が「声よ集まれ、歌となれ」を合唱し、締めくくられた。

朝大政治経済学部3年の李琇禎さんは「高校1年生の時から『金曜行動』に参加しているが、未だに無償化 が適用されていないことに対して憤りを感じる。それでも、今日集まった1100人の皆さんの姿を見ながら、自分たちの運動の力を感じた」としながら「この闘いは民族教育の権利を守るだけでなく、民族としての尊厳を守る闘いだ。大学での勉学により一層励むことで立派な朝鮮人になって、闘いを発展させていきたい」と決意を述べた。(記事全文)

 

文科省前は約1,100人の「金曜行動」参加者でいっぱいとなった

 

シュプレヒコールを叫ぶ朝大生(撮影=康英鶴)

 

「金曜行動」では多くの横断幕が掲げられた

 

シュプレヒコールをあげる参加者たち

 

[Korea Info]

 

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