「大韓民国」の終えんの「起爆剤」に働くであろう

チュチェ112(2023)年 11月 8日 朝鮮中央通信

 

【平壌11月8日発朝鮮中央通信】情勢論評員のキム・ユンミさんが8日に発表した文「『大韓民国』の終えんの『起爆剤』に働くであろう」の全文は次の通り。

かいらい地域(南朝鮮)で「対北ビラ散布禁止法」が「違憲」だという決定が強行され、関連「指針」の廃止手続きが本格化されている。

ビラ散布に反対するかいらい地域の民心に挑戦して暴行をもためらわなかった「脱北者」のくずらが好機にめぐり合ったかのように境界沿線地帯を平然と奔走しながら「対北ビラなど風船を飛ばさない理由はなくなった」「風が北風から南風に変わる来年の春を起点にしてビラ散布が活性化されるであろう」などのほらを公然と吹いている。

明白なのは、人間のくずらの反朝鮮ビラ散布が「自由」だの、「人権」だのと言って「民間団体の行い」であると言い張っていたことは欺瞞(ぎまん)的な術策にすぎず、かいらい一味が計画し、主導した反朝鮮心理謀略戦であったということである。

これまでは「民間」の仮面をかぶった手先らを押し立てて当局が黙認、助長する形で反朝鮮ビラ散布が強行されたなら、これからは逆賊一味が前面に出て軍事作戦を繰り広げるように露骨に強行しようとすることに事態の重大さがある。

ビラ散布は、交戦一方が相手を無力化させる目的で繰り広げる高度の心理戦であり、戦争開始に先立って行われる事実上の先制攻撃行為である。

しかも、わが共和国を狙った米国の核戦略資産の展開と膨大な武力の増強、史上最高の大規模な侵略戦争演習が行われ、これによって朝鮮半島の情勢が悪化一路へ突っ走っている時に強行されることによって事態の深刻性がさらに増幅されている。

逆賊一味は、「脱北者」のくずらが飛ばした反朝鮮ビラ散布によって2014年の火力武器による交戦、2020年の北南共同連絡事務所の完全破壊という結果が生じた事実を覚えているはずである。

これまでたとえ貧弱なものではあっても「対北ビラ散布禁止法」というのがあったのでかいらい一味の策動にもわれわれの忍耐力が適用された。

人間のくずらの汚らわしい物品による悪性伝染病の流入によって建国以来初めてとなる大動乱の事態を経たわが人民の憤怒はすでに最高潮に達した状態である。

従来の対応を超越して奴らのビラ散布拠点はもちろん、かいらいの牙城にまで懲罰の砲火を浴びせかけるべきだというのが激怒したわが革命武力の立場である。

一点の火種によっても爆発しうる一触即発の現情勢の下で、わが国家の存立と発展を悪辣(あくらつ)に謗る敵対的な心理戦がわれわれとの境界線地域で強行される時、朝鮮半島で欧州と中東で起こった事態のような軍事的衝突が発生しないという保証はない。

それから招かれる結果は、全的に米国とかいらい逆賊一味が負うことになるであろう。

反朝鮮ビラ散布をはじめとする心理謀略戦はすなわち、「大韓民国」の終えんの「起爆剤」に働くであろう。(記事全文)

 

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