金先敬外務次官が談話発表

チュチェ112(2023)年 3月 5日 朝鮮中央通信

 

【平壌3月5日発朝鮮中央通信】外務省の金先敬国際機構担当次官は4日、次のような談話を発表した。

最近、米国と南朝鮮はわが共和国に反対する威嚇的な修辞学的言動と軍事的示威性行為で朝鮮半島地域の情勢を極度の危険水準に加熱させている。

報道によると3日、米国と南朝鮮は戦略爆撃機B1Bと無人戦闘攻撃機MQ―9リーパーのように自分らが優越であると自己評価する各種の戦略装備を動員して、朝鮮西海の上空で今年4回目となる連合空中訓練を行った。

これに先立って、米国と南朝鮮の軍部はわが共和国に対する核兵器の使用を想定した「拡張抑止手段運用演習」を行い、わが国家の「政権の終焉(しゅうえん)」をうんぬんする報道文まで発表した。

今この時刻にも、米国は南朝鮮と連合して朝鮮民主主義人民共和国の主要縦深戦略拠点に対する奇襲打撃を目的とする特殊作戦訓練を行っているということについて隠していない。

米国と南朝鮮のこのような無責任な緊張激化行為によって現在、朝鮮半島と地域の情勢は誰も願わないとても懸念すべき方向に滞りなく流れている。

残念なことは、地球上のいかなるいささかの紛争と衝突の危険性に対しても、深い関心と懸念を表明していた国連が、主権国家の「政権の終焉」まで公言する米国と南朝鮮の明白な主権侵害行為と火薬のにおいの濃い武力示威行動に対しては終始一貫、沈黙していることである。

先日も、私は米国と南朝鮮の懸念すべき軍事的挑発行為に対しては目をつぶり、沈黙していた国連事務総長が、それに対応した朝鮮民主主義人民共和国の自衛的反応に対しては「挑発」や「威嚇」と冒涜(ぼうとく)する極めて不公正で非均衡的な態度を取ったことについて強い遺憾を表したことがある。

侵略的性格が明白な米国・南朝鮮連合訓練に対する観点と態度は、朝鮮半島の緊張緩和に真に関心があるか、問題解決において公正性と客観性、公平性を堅持しているかを判別できるようにする試金石となる。

主権国家の「政権の終焉」のような非現実的で危険極まりない目的を設定し、各種の威嚇的な修辞学的表現まで動員して地域の情勢を悪化させている米国と南朝鮮の頻繁な連合訓練こそ、朝鮮半島で情勢の悪循環が持続してきた原因をはっきりと理解できるようにする生きた証拠となる。

朝鮮半島のように、軍事的対峙状況が先鋭な地域で時を構わず修辞学的威嚇発言と誇示性軍事行動を続けるなら、地域の軍事・政治情勢は非常に危うい統制不能状況へいっそう近寄ることになるだけである。

必要であれば、誰でも同じ方式でいくらでも対応性示威行動を取ることができるし、そうなれば結果は全く明白であろう。

心から朝鮮半島と北東アジア地域、ひいては世界の平和と安全保障に関心があるなら、無謀な力の対決と敵対的衝突を鼓吹している米国と南朝鮮の反平和的な行為をこれ以上黙過してはならない。

国連と国際社会は、朝鮮半島地域の情勢を極度に加熱させ、対決水位を無責任に引き上げる米国と南朝鮮に挑発的言動と合同軍事演習を即刻、中断することについて強く求めるべきであろう。

まさにこれが、国際社会がそれほど望んでやまない朝鮮半島と地域の持続可能な緊張緩和を図る第一歩になるであろう。(記事全文)

 

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