朝鮮外務省のキム・ウンチョル米国担当次官が談話発表

チュチェ113(2024)年 4月 25日 朝鮮中央通信

 

【平壌4月25日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国外務省のキム・ウンチョル米国担当次官が25日、次のような談話を発表した。

過去の十余年間、国連で対朝鮮制裁決議履行の監視に携わってきた不法な存在が凋落する危機に瀕するようになると、米国が破綻した制裁・圧迫構図の抜け穴を埋めてみようと汲々としている。

半世紀以上、敵対勢力の制裁の中で生きてきたわれわれにとって、現米行政府がさらけ出している制裁の執念は決して、新しいものではない。

米国が最もえり好みする外交道具である制裁は、他民族に対する支配と隷属によって命脈を保っている彼らにとって、一瞬も抜きにして生きられない生存手段であると言える。

しかし、それがここ朝鮮半島では米国の首を締めるわなになっているということも、否定できない現実である。

過去、米国が国連舞台で新しい制裁決議をつくり上げるたびに、朝鮮民主主義人民共和国のより威力あり、より向上した核実験を触発させたように、米国の極悪非道な制裁はわが国力の段階的上昇を奮発させた触媒剤、動力に作用してきた。

まさに、米国の核脅威のため、朝鮮民主主義人民共和国が核保有を決断するようになったし、まさに米国の絶えない敵視政策と制裁・圧迫のために、われわれがよそ見せず真っ直ぐ走って世界的な核列強の地位に登壇するようになった。

もちろん、その幅と深度、期間において史上、その類のない最も野蛮で反人倫的な米国の制裁によって、わが人民は大きな苦痛の中で莫大な損失を余儀なくされた。

敬愛する金正恩国務委員長が宣明したように、米国がわが人民に強要してきた苦痛は米国に対する強烈な憤怒と化し、その憤怒は誰も見くびられない最強の力を備蓄しようとするわれわれの決心と意志を百倍にしている。

われわれは、米国の制裁に慣れており、いかなる過酷な制裁にも立ち向かえられる能力と大きな力を備えた。

制裁と圧迫が加えられるほど一層強くなり、強固になる国家の実体が他でもなく、朝鮮民主主義人民共和国である。

われわれは、バイデン行政府が気抜けした対朝鮮制裁・圧迫騒動に活気を吹き込むために何を企図しているのかを正確に透視している。

明白にしておくが、米国が朝鮮民主主義人民共和国に反対する新しい制裁劇を演じる場合、われわれはそこから米国が最も恐れる力のレベル・アップに必要な新しい機会を持つことになるであろう。

米国は、われわれの自尊とわれわれの力、米国に対抗するわれわれの意志を絶対に奪うことができず、米国との対決でわれわれが失うものは制裁の鎖と核脅威であり、得るものはわれわれの永遠の安全と繁栄である。

朝鮮民主主義人民共和国は、米国の増大する敵対的威嚇と制裁・圧迫から自分の主権的権利と安全利益を徹底的に守るとともに、すでに握りしめた軍事技術的強勢を不可逆的に作り、周辺の安保形勢の統制力を向上させるためのより強力な実際の行動を取っていくであろう。(記事全文)

 

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