外務省軍縮・平和研究所の代弁人が談話発表
【平壌9月13日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国外務省軍縮・平和研究所のスポークスマンが13日に発表した談話「集団的な反朝鮮対決共助は地域の安全環境改善のための戦略的軸の形成強化を伴うようになるだろう」の全文は、次の通り。
去る10日、米国とその追随勢力が第2回韓国―「国連軍司令部」構成国国防当局者会議なるものを開いた。
朝鮮半島で国連の看板が盗用された戦争機構、対決機構を活性化しようとする米国とその追随勢力の動きは国際社会の深刻な憂慮をかき立てる事案だと言わざるを得ない。
数十年前、国際社会から解体宣告を受けた「国連軍司令部」の名義でまたもや反朝鮮対決謀議がこらされたこと自体が神聖な国連と国連憲章に対する冒瀆(ぼうとく)で、朝鮮半島での軍事的衝突をあおり立てる不法の勢力が誰なのかを判別するもう一つの重大契機となる。
今回の会議後に採択された「共同声明」は、米国がさまざまな形態の侵略的性格の合同軍事演習に「国連軍司令部」の構成国を引き入れて自国主導の戦争挑発計画に熟達させ、戦争遂行能力を実質的に向上させることに本格的に取り掛かっているということを示している。
われわれは、米国とその追随勢力の対決的蠢動(しゅんどう)を朝鮮半島と地域で安保不均衡を招き、戦争危険を高調させる危険極まりない政治的・軍事的挑発と烙印(らくいん)を押し、これを断固と糾弾、排撃する。
「国連軍司令部」の拡大は、朝鮮半島と地域での軍事的緊張度を低めるのではなく、むしろアジア太平洋地域を新冷戦構図へより深く追い込む結果だけを招く「アジア版NATO」創設の前奏曲である。
「国連軍司令部」の活性化が朝鮮民主主義人民共和国との軍事的対決に狂奔する韓国軍事ごろの戦争意欲、対決狂気をさらにあおり立てて朝鮮半島での軍事的衝突可能性をより増大させているという事実を勘案するとき、その危険性は絶対に看過することができない。
特に、米国の対朝鮮敵視政策に盲目的に追従して「国連軍司令部」復活の動きに複数の地域の国々が加担する場合、朝鮮半島地域での軍事的衝突は朝米間に限られず、それは必ず新たな世界大戦の発端につながることになっている。
敵対国の戦争挑発意志を抑止、弱化させることのできる戦略的力を絶えず向上させていくのは国家の安全と地域の平和的発展のための必須の要求である。
米国とその追随国が繰り広げる集団的な反朝鮮軍事的対決騒動は、朝鮮半島と地域で力のアンバランスを絶対に許さない正義の戦略的軸の形成と強化を促進する動機に、触媒剤に作用するようになるであろう。
朝鮮民主主義人民共和国は、不法の戦争機構を発動して朝鮮半島の平和と安定を破壊しようとする敵対勢力の無謀な対決的妄動を制圧、粉砕するための新たな戦略的対応を絶え間なく講じていくであろう。(記事全文)
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